科目名 □統計学
担当教員   内山 敏典     
対象学年   2年   クラス   [389]  
講義室   12108教室   開講学期   後期  
曜日・時限   月4   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

統計学の講義は、さまざまな分野で分析する場合、EXCELが一般的に利用されるケースが多い。EXCEL等の簡易ソフトを利用し各分野の分析のためには基礎的な統計学の知識が必要となります。本講義は電卓を利用して、統計学の理論的な仕組みを学び、VBAなどのプログラミング作成に役立つことを目的とします。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 統計学について
統計学とEXCELとの関係について、統計学と経済学との関係について解説します。
2 平均値(1)
単純算術平均値、加重算術平均値、幾何平均値及び調和平均値を取り上げ、その意味と応用について解説し、実習をしていただきますます。
3 平均値(2)
構成比、成績換算(GPA)、物価指数、成長率、複利計算及び平均成長率などを解説し、実習をしていただきます。
4 分散と標準偏差(1)
分散と標準偏差の概念を、度数分布にまとめられているケースとそうでないケースとで解説し、実習をしていただきますます。
5 分散と標準偏差(2)
標準偏差の応用である変動係数、標準化変量及び偏差値などを解説し、実習をしていただきますます。
6 対数概念
分析には、標準化変量データのほかに、対数データを用いてなされるケースが多い理由について解説します。
7 相関係数(1)
相関係数の概念について、標準化変量を通じて解説し、実習をしていただきますます。
8 相関係数(2)
相関係数がどのような分析に利用されているかについて解説し、実習をしていただきますます。
9 平均値の有意差検定
標本抽出された情報が、母集団情報を代表しているかどうかをt検定で解説します。実習もおこなっていただきます。
10 分散の有意差検定
標本抽出された情報が、母集団情報を代表しているかどうかをカイ2乗検定で解説し、実習をおこなっていただきます。
11 単回帰分析(1)
最小2乗法の仕組みを解説、重回帰分析との兼ね合いで、線形代数学での仕組みも解説します。
12 単回帰分析(2)
回帰係数を掃き出し法を用いて導出し、回帰係数のt検定方法や決定係数の解釈を説明し、実習をおこなっていただきます。
13 重回帰分析
とくに需要関数分析(需要予測分析)によって得られた計測結果の解釈を詳細におこないます。
14 まとめと補足説明
第1回から第13回までのまとめと補足説明をおこない、Excel環境下でのVBAを利用したプログラミングの解説をおこないます。
 

学習・教育目標/Class Target 統計学の理論的仕組みを理解していただくために、解説と実習中心の授業をおこないます。この実習と、具体的なデータ解析をつうじて、学生の皆さんが、将来において、経済社会で統計学の利用をおこなえる能力を養うことを目標とします。  
評価基準/GradingCriteria 講義計画のなかの理論的解釈と検定方法を評価基準とします。  
評価方法/GradingMethod 統計学の定期試験で成績を評価します。講義計画から10の設問を定期試験に設け、その設問のうち、90%の正解を“秀”、80%の正解を“優”、70%の正解を“良”、60%の正解を“可”の評価をそれぞれ行います。  
受講上の注意/Class Rules 授業は板書と実習との併用で進めていきます。両者の比率は板書と実習がそれぞれ50%で進めていきます。必ず復習を行ってください。  
受講制限/Prerequisit 履修登録した教室で受講すること。  
関連する科目/Related Class  
教科書/Text
著者名 経済・心理・医療・看護等の教育のための ベーシック統計解析技法—電卓・Excel・VBAによる計算法—  
著書名 内山敏典  
出版社名 晃洋書房  
ISBNコード 978-4-7710-2001-6  
指定図書/Assigned Books
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参考文献/Bibliography
著者名  
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